ファトスタチン
4-(4-(4-methylphenyl)-2-thiazolyl)-2-propylpyridine
脂肪の形成を阻害する。(京都大学物質−細胞統合システム拠点の上杉志成教授らの研究チーム)。
既存の高脂血症の治療薬、スタチン系薬剤(シンバスタチン、プラバスタチン、等)は、HMG-CoA 還元酵素の選択的な阻害によりコレステロール合成を抑えるが、このファトスタチンは、脂肪を形成する遺伝子を活性化させる因子である SREBP の働きを阻害する機構とのこと。
8月28日発売の米科学誌「ケミストリー・アンド・バイオロジー」に掲載とのこと。
(2009.08.28 新聞記事より編纂)