群馬高専 夏休みこども科学体験教室

ロボット&科学展

主催:群馬工業高等専門学校・前橋市商工会議所

後援:群馬県教育委員会・前橋市・前橋市教育委員会

協賛:(株)スズラン前橋店

協力:前橋中心商店街協同組合


平成19年 8月17日(金)〜20日(月)

スズラン前橋店 8階 催事場

参加費 無料


全体の展示スケジュール等はこちらでご確認ください。
ロボット&科学展 ホームページ

お礼とお知らせ

たくさんの方に参加いただき、ありがとうございました。

カラフルイクラを作っていただいた方から、溶けたようになってしまったり、すぐに色が抜けてしまったとのお問い合わせをいただきました。

溶けたように見えるのは、カラフルイクラの粒から水分が染みだしているためです。瓶の中身をティッシュペーパーの上などにあけて、水気をとってから瓶に戻していただきますようお願いいたします。また、作っていただきましたカラフルイクラは、今回、安全性を最優先といたしますために食用色素を用いております。そのため、色の安定性は少々劣る結果となってしまいました。あしからずご了承いただきますようお願い申し上げます。特にカラフルイクラの周りに水があると色素が水に溶け出してしまうようです。試薬セットを用いてご家庭でもういちど実験される場合は、蛍光ペンのインクなどを用いていただくと、色の安定性に関しては若干改善できます。ただし、その場合は、実験をされるご本人や小さなご兄弟が絶対に口に入れるようなことの無いようにご注意いただきますようお願いいたします。

化学の世界で遊ぼう 8/17-8/18

身の回りにはさまざまなプラスチックなど化学製品があふれています。化学製品を構成している分子がどんな形をしているのかを自分の目で見てみましょう。また、水溶液をまぜて人造イクラを作ってみることで、化学のおもしろさを発見しましょう。



次のものは当日配布したビラ(pdf版)の一部です。
パソコン上の分子模型を動かしてみよう
燃料電池を使ったエネルギー変換
分子模型で遊ぼう



《燃料電池・太陽電池を体験しよう》
太陽光のエネルギーを使って水からクリーンなエネルギーである水素を作り出し、必要なときに燃料電池で電気を取り出すことができます。その様子を見てみましょう。



中央に見える水素貯蔵槽(水素によって押しのけられた水が上部に溜まっています)の下部に溜められた水素をエネルギー源として、燃料電池で電気を取り出してプロペラのついたモータを回しています。この水素は、太陽電池を使った水の電気分解で生じさせました。



《分子模型で遊ぼう》
分子模型の棒と穴のあいた玉を組み合わせることで、いろいろなかたちを作ってみましょう。難しく考えることはありません。まずは面白い形を作ることに挑戦してみましょう。もしあなたが化学の上級者なら、黒色をした炭素原子の玉には4本の結合棒、赤色をした酸素原子の玉には2本の結合棒といった約束事で、実際の物質の分子と同じ形をつくることができます。



これは、実在する「シクロヘキサノン」という分子の構造です。

また、パソコンの画面上でDNAやタンパク質などの身の回りにあるさまざまな分子の立体像を観察してみましょう。



植物の葉の緑色のもとであり、光合成に重要な役割をはたしているクロロフィルをパソコンの上で表示したものです。



ダイヤモンドの骨格と同じ立体構造をもつアダマンタンという分子です。赤と青のフィルタのついた立体メガネで見ると、飛び出て見えるのを体験しましょう。



これは、異なる方法で表示した DNA の二重螺旋の様子です(左:球と棒、中央:棒、右:構造式)。当日は、パソコンの上に表示されたこれらの模型をマウスを使って3次元的に動かしながら、いろいろな方向から眺めてみることができます。是非チャレンジしてみてください。



《カラフルなイクラをつくってみよう》
昆布のぬるぬるの成分であるアルギン酸ナトリウムの水溶液を紫キャベツや食紅などの色素で着色し、滴下用スポイトで吸い上げて、ビーカーの中の塩化カルシウム水溶液の中に滴下するとカラフルな人造いくらが出来上がります。これを茶こしでこして取り出し、紫外線をあてたり、酸やアルカリの水溶液に入れたりして観察してみましょう。できあがったカラフルイクラ、使ったビーカー・試験管・スポイトは、皆さんの今後の自由研究用に持ち帰っていただくことができます。


紫キャベツ色素の抽出、pH による色の変化 ← pdf ファイルを開きます。



最終更新日  2007.08.20
ページ作成日 2007.07.26
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